YUMIKO SAKAI
長野県出身在住。海外の人がどんな場所で、どんなライフスタイルを送っているのかが知りたくて、大学で外国語や海外の文化を学ぶ。在学中に世界各国を旅し、初めて目にする異国の景色に感動して、写真を撮るようになる。卒業後も仕事をしながら旅を続け、コロナパンデミック以降は信州の豊かな自然を背景にしたポートレートやプロダクト、自然イメージの撮影を行なっている。

1985年生まれ。大阪大学外国語学部卒業後、食品会社へ就職。デジタルマーケティングのマネージャーとしてマーケティング施策のプランニングやプロジェクトマネジメントの傍ら、自社サイトのコンテンツ用写真撮影も行う。写真歴は10年以上。使用カメラはSony α7c。
SERVICE
Photography - 長野の豊かな自然を背景にした屋外撮影(商品撮影 / 自然イメージ素材etc.)/ 自然派カフェや飲食店の料理撮影 / 自然を活かした空間撮影

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MY STORY
私が写真の楽しさに心を奪われたのは、大学4年生の時、語学留学のために3週間滞在したロンドンでした。
もともと写真は好きだったので、語学学校の授業が終わった後の放課後や週末に、Canonのコンパクトデジカメを持って、ロンドンの街の写真を撮っていました。街を歩いていると、「こんな景色があるんだぁ」「こんな世界があるんだぁ」と、日本にいるだけでは出会うことのなかった目の前の景色や人との出会いに感動し、世界の美しさや人生の面白さ、写真の楽しさを知り、その記憶をずっと忘れないでいたい、という想いでシャッターを切っていました。
ある週末、私は観光がてら一人でロンドン塔へ行きました。一通り、見て回っていると、ある場所で観光客がみんな立ち止まっていました。とても美しい虹が、ロンドンの空にかかっていたのです。私も足を止めて、写真を撮りました。

すると、隣りに同じように写真を撮ろうとしている家族がいました。お母さんの構えるカメラの先には、幼い女の子と男の子とお父さん。いやいや、こんなに素敵な背景。家族全員で写るべきでしょ、と思い、私は「写真、撮りましょうか?」と声をかけました。
お母さんは少し驚いた様子でしたが、「あ、じゃあ・・・」とズシリと重い一眼レフを、私に渡しました。

「Three、two、one、、、」

すごくすごく素敵な写真が撮れました。美しい虹と家族の幸せそうな最高の笑顔。

はいどうぞ、とカメラを返して、その場を後にしましたが、なんて幸せな瞬間が撮れたのだろう、こんなことがあるんだと、私は心のドキドキが止まりませんでした。私の手元にその写真はないですが、その時の気持ちが、今でも私が写真を撮る原点です。
特別な場所に行っても行かなくても、私たちの身近には、美しい景色や季節の彩り、愛情がこめられた瞬間がたくさんあります。日々の暮らし、豊かな自然、多様性のある世界の美しさや優しさを切りとり、夢や希望を届ける写真を撮りたいと思っています。
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